hikozaru19

自分が体験したこと、自分の頭で考えたことを書きます

中学高校で6年間勉強しても英語ができないのは単純に学習時間が足りないから。

 

 大学入試にTOEFLを導入するとか、英語の授業を英語で行うなんて話も

挙がっており、すでに新しい学習指導要領にも反映されている。

試験的に導入されている学校も出てきているようだが。個人的には色々と

違和感だらけで、これから学習しようとする言語の文法なんかをいきなり

ネイティブのマネして勉強しても理解できないと思うのだが。

 

日本語でやってもほとんどの生徒は理解できないのに。

音や文章で英語に触れる機会を増やすべきという意見はとても共感

できるのだけど、授業の場ですべて盛り込もうとするのは無理がある。

 

指導方法に改善の余地がおおいに残るとしても、私が思うに学校で

英語を勉強しても使えるようにならない理由は1つしかない。

それは学習時間が足りないということ。 

 

厳しいけども重要な事実があって、一つの外国語を習得するのに

必要な学習時間は3000〜4000時間と言われている。

 

 

かなり単純化して中学と高校の6年間の授業でどれくらい英語を

学習するかを計算してみよう。

 

  1. 1回の授業は50分とする
  2. 中学・高校で週に4回授業があるとする
  3. 1週間の授業時間は50分×4=200分
  4. 1年間は夏休みや冬休みを除くと約10ヶ月=40週間とする
  5. 1年間の総授業時間は、200分×40週=8000分
  6. 6年間の全体での授業時間は8000分×6年=48000分=800時間

 

1〜6の計算の通り、中学・高校における英語の学習時間は概算で800時間

じぇじぇ。。。3000時間には遠く及ばないではないか。

 

もしマジメな生徒なら自主的に予習や復習をやるだろう。仮に授業と同じ

時間だけ自習をすると想定したとしても1600時間。やはりこれでも

3000時間には全然足りてない。

 

これで明らかなように英語ができないのは単純に学習時間が足りないからだ。

 勉強してないのに急に英語が話せるようになんてなれるわけがない。

当たり前のことだ。

 

教育再生以前の根本的な問題が、日本の外国語教育には積み残されている。

 

こちらのサイトでは、受験英語の資産だけでTOEIC600点を取れたということが紹介sれています。

 

smarteigo.jp

 

 

英語の発音は非ネイティブ同士で通じ合う標準的なレベルを目指せばよい

 

はてぶから流れて@ymotongpooさんの翻訳記事を読んで、高校生の頃に

リスニング教材をほとんど使わずに勉強して後々になって苦労した体験を

思い出した。以下の引用した箇所には私も強く共感・同意できる。

私の意見では、私が英語学習に時間がかかった理由のひとつは、英語を全く聴き取りをせずに読み取りの練習を始めてしまったことです。 頭の中では、大量の英単語が綴りと実際にはありもしないおかしな発音とが結びついてしまっています。 私からのアドバイスとしては、もしいま英語を勉強しているのであれば、すぐに聴き取りも始めて下さい。

 

私が英語初心者だった頃の失敗経験

高校生の頃の私は他の人と同じように英文和訳と文法の勉強、単語の暗記だけを

ずっとやっていた。自分なりに工夫した点としては何度も音読(最低10回)して

英文をリズムを意識して覚えることと、単語や熟語をチラシの裏に書いて覚える

ということ。声に出して、手を動かして、何度も繰り返す。

 

語学の王道だが、これを誰にも指示されずに実践できていた。いま振り返ると

奇跡に近いが最大のミスはリスニングを重視しなかったこと

 

「たぶん、ネイティブならこんな感じで発音するんじゃね?」と、辞書にある

発音記号だけを頼りにノリで音読していた。もし今そんなことをしている人が

いたら私は全力で止めるだろう。そうでないと、英単語の綴りと結びつく音が

他のEnglish Speakerには通じない、間違ったものになってしまうからだ。

 

 中学レベルの英文法から、発音とセットで学習する

だから、これから英語の学習を行う人には、発音の習得と英語を英語のまま

理解する思考回路を早いうちから定着させることを意識してほしいと思う。

文法でも単語集でも、教材を買う時は必ず音声CDかMP3をダウンロードできる

ものをかならず選んだほうがよい。

 

中学レベルの文法から初めて現在・過去・未来の時制による表現の変化をまず

覚える。理屈は後でいいので音声を聞きこみ、音と文字をセットで丸暗記する

くらいやる。会話で使う文法は現在・過去・未来が分かれば、まずはだいたい

OKだと思う。英語でフリートークみたいなカジュアルな場でまず実践して

みるなら、この3つと現在完了形を理解していれば文法的には問題ない。

 

瞬間英作文とフォニックスで聴く力、話す力を鍛える

 上記の文法を理解したら次は瞬間英作文を活用して、確実に発言できる

レベルに持っていくことを目指してほしい。瞬間英作文では日本語のあとに

続いてその英訳を声に出して言うことを繰り返すことで、自分の脳内にある

言いたいことを即座に英語に変換して発信するための回路を太くすることが

できる。高校生の頃にこれを知る機会がなかったのが悔しくてしかたない。

 

並行して、標準的な発音を習得するためにもフォニックスを活用するといい。

これは後々のリスニング力を高めるためのベースにもなる。

フォニックスは幼児の英語教育に使われる、文字と音の結びつきを覚える

ための学習法でネイティブの子供が英語を覚えるために利用されている。

自己流ではない、他人に聞き取ってもらえる標準的な発音の習得は、

非ネイティブの人達と英語でスムーズに意思疎通するために役立つと思う。

 

ネイティブレベルの発音をゴールにする必要はない

こと英語になると日本人は完璧な文法・発音を求めて失敗を恐れてしまう。

しかし世界中で20億人以上が英語を使うといわれる状況ではネイティブは

もはや少数派であり、非ネイティブでスムーズに意思疎通できるための

発音を習得できればよいと私は思う。私はこれまでネイティブスピーカーと

話した経験はほとんどなく、中国人、韓国人、ベトナム人、フィリピン人など

非ネイティブの人と話した経験が大半だった。

 

私が言う「標準的なレベル」とは、非ネイティブに理解してもらえる発音が

できるという意味だ。発音のせいで、自分が相手に伝えようとしても理解され

ないという事が起きず、対話として成立すれば十分だと考えればいい。

 

ネイティブ=完璧な発音という事は忘れて「標準的」なレベルを目指せばよい。

 

あとはとにかく、声に出して、手を動かして、何度も繰り返すだけだ。

 

 

第183回TOEICテストの所感と結果【845点】

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7月21日にTOEICを受験してきました。が、じぇじぇ...

結果は845点と、前回の885点より40点ダウンでした。

試験ですから環境や体調によってスコアが上下することは心得ていましたが

自分では英語力が上がっていると思っていただけに、それに反する数値が

出てきたことは少しショックでした。

当日はすこし体調が思わしくなく、リスニングも途中で聞き流してしまったりと

集中力をキープするのができておらず、回答の精度が落ちたのでしょう。

階段の踊り場にいるのだと思う事にして努力を続けます。

 

TOEICはリスニングとリーディングだけのpassiveでmultipleなテストなので

これの点数だけに固執するのは賢くないのですが、集中力を2時間キープする

情報処理ゲームだと思うことにすれば、英語力以外の要素も入ってくるので

継続して楽しむためにも自分なりの意味付けはしっかりさせたいものです。

 

TOEICの勉強法を知りたい人には、こちらのサイトがオススメです。