hikozaru19

自分が体験したこと、自分の頭で考えたことを書きます

フィリピン留学体験記 Vol.2 〜常夏のセブ島ライフ回想録〜


前回のエントリーでは私がラングリッチ・カレッジに滞在中、どのように学習に取り組んでいたのかを書きました。
今回はセブ島滞在中の暮らしぶりや印象に残ったこと等を書いていきます。フィリピン留学のイメージを
深めていただければ幸いです。ちなみに40歳を超えて留学されたたつやさんのブログでも留学生活の全体像が
分かりやすく紹介されています。こちらも一読されることをお勧めします。

1)フィリピン留学日記(前編)
2)フィリピン留学日記(後編)

日用品の買い出しはショッピングセンターで


セブには大きなショッピングセンターが幾つかあります。ラングリッチの近くにもJ-Centre Mall(徒歩10分)があります。
飲料水、ビール、マンゴーやパパイヤなどのフルーツ、お菓子、筆記用具やトイレットペーパー、シャンプー/リンスなど
生活用品がここで揃います。マンゴーも1個30円ぐらいです。よく自分で十字にカットして食べていました。
でも食べ過ぎるとアレルギーを起こすので注意が必要です。


映画館もあってハリウッド映画が放映されています。もちろん字幕なし。TOTAL RECALLを見たけど
特殊な用語が出てくるしネイティブの英語はモゴモゴしているしリスニングはかなり難しかったです。
J-Centre Mallより大きなショッピングモールがセブにはあと2つあります。印象的だったのは韓国メーカーの
人気の高さですね。SAMSUNGやLGの製品が目立ちやすくて広い場所に所狭しと並んでいました。
学校の先生達のケータイもほとんどがSAMSUNG製でした。自動車では日本勢が強いです。
特にトヨタ車が人気が高くて道路でもたくさん見かけました。(参考記事)


活気と混沌に満ちた街と人々


個人的な印象ですが先に挙げたショッピングモールは日本より活気に満ち、また混沌としてました。
買い物だけでなくボーリング場やカラオケ、ゲームセンターやフードコートも備わっており現地の人にとっては
レジャーランドの役割も果たしているのでしょう。"BumpCars"という車をぶつけて遊ぶゲームが人気です。


週末にはコスプレや格闘ゲーム大会などのイベント。日本よりも若い人が多いし、人々でごったがえしてます。
ニューハーフっぽい人に何度か声をかけられました。向こうから声をかけてくる人なんてろくなもんじゃないので
とにかく無視しました。エストロゲン注射で女性っぽくなった男子がたまにいます。浮かれていると、
トラップにはまってしまうかもしれません。フィリピンにはLGBTの人達に比較的寛容な文化があります。


富と貧困が混在する途上国の現実


ところでセブ島といえばリゾート地のイメージが強いですが、それはほんの一部のことで、ほとんどの人の
暮らしぶりは貧しいです。小学校の進学率は60%、子供も労働にかり出される現実がここにはあります。
ラングリッチの先生達は大学も出ているのでフィリピン社会でも上位10~20%ぐらいのランクに属する人達でしょう。
University of Philippines(日本でいう東大)出身の先生も何名かいましたよ。

小汚い建物が並び、犬が放し飼いでエラそうに道に寝転がっています。マジで怖い。

外は排気ガスや何だか分からない匂いが鼻をつきます。観光地に行けば物乞いにたかられます。
海賊版のDVDを売る露店があります。放映中の映画のDVDが既に売られてました...
綺麗なリゾートやショッピングモールの隣に汚い区画が隣接してまるでパッチワークのようです。


インフラも日本のクオリティがいかに神がかっているか実感させられます。シャワーはたまにお湯が出ないし、
水道水を飲めば腹をこわす、トイレに紙を流すと詰まるから使用済みのトイレットペーパーは専用のゴミ箱に
捨てなくてはいけません。道路はガタガタで埃っぽいし公共スペースを綺麗に保つという意識は皆無ですね。
あと耐震設計という概念もありません(笑)。
ハエや蟻が食べ物にたくさん寄ってきます。ハエは途中から気にならなくなりました。


「るるぶ」には無い一面。でも現実なんてそんなもんですよ。現実なんて...
まぁでも、こういうカオスっぷりが実に途上国らしくて嫌いじゃないです。


美しい海と自然


抜けるように青い空、透明な海。白い砂浜。熱帯のカラフルな魚たちと戯れヤシの木でできたロッジでくつろぐ。
ええ、経済力の差にものを言わせムカつく現実から解放されるビーチリゾートがセブにはあります。
私も週末を利用して遊びにいってみました。その名はマリバゴ・ブルー・ウォーター。
マクタン島のビーチリゾート地帯の一画にあるホテルです。宿泊のビーチ利用料はランチ付きで950ペソ
(約2000円)でした。PCのデスクトップ画像みたいな風景がそこにはあった。
シュノーケルを装備して泳いだ透明な海とカラフルな魚達、最高でした。


もっとも感動的だったのはジンベイザメと一緒に泳げたこと。
沖縄の美ら海水族館で出会ったあの巨大で神々しい生き物と並んで泳げるなんて想像もしませんでした。
神秘的で威厳に満ちた姿は人の小ささを教えてくれます。
水中カメラを持っていなかったことが悔やまれてなりません。
Whale Shark Adventure



以上つらつらとセブ滞在を回想してきました。
悪い所も良い所もひっくるめてセブのことは大好きです。また絶対行きます。
最後にフィリピンでも大人気のPSYの"GANGNAM STYLE"をどうぞ。



■フィリピン語学留学を活用した勉強法についてはコチラをどうぞ。
フィリピン留学体験記 Vol.1 〜お前は何をしていたんだ編〜
フィリピン留学体験記 Vol.2 〜常夏のセブ島ライフ回想録〜
フィリピン留学体験記 Vol.3 〜レッスンで役立つ電子辞書〜



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