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自分が体験したこと、自分の頭で考えたことを書きます

適材適所からのブレークスルーを目指して

昨日、全ての人間は天才と書いた。
アインシュタインの言葉だ。
説得力のある言葉だが、僕は一抹の疑問も覚える。


適材適所に潜む罠

個人がそれぞれに持ちあわせている輝く才能を活かす場所を見つける。
それで皆が天才的な才能を発揮してオールハッピー、満ち足りて安定した心で
人生を送るというわけだ。

アインシュタインはまさにそういう事を言いたかったのだろうが、
あえて言いたいのは、それは惰性や衰退につながるということだ。
自分の強みを発揮できるポジションを取ることはとても大切だ。
だが僕らを取り巻く環境はめまぐるしいスピードで変化を続ける。


進化の歴史に見るブレークスルー

遠い昔、海水域に生息する魚類はオウム貝に棲家を追われ、
淡水域へと逃れ肺魚となった。
そして今度は肺魚の中に肉食種が出現した。
ユーステノプテロンだ。

次々へと自分を取り巻く外部環境は変化する。

弱い肺魚達は淡水域でも棲家を失う危機に陥る。
彼らは未知の世界、つまり陸上で生きるために
決死の進化を遂げる必要に迫られる。

水中では弱者として追い詰められた彼らは最初の両生類となった。
陸上への進出という、脊椎動物の進化の
歴史におけるブレークスルーを達成した。

もしも陸上で暮らす苦難を避けて、彼らが水中での生活に
留まることを選択していたとすれば捕食者に根絶やしにされる
運命が待っていたかもしれないと思う。

我々人間の世の中も共通したところがあるのではないだろうか。

自分を取り巻く環境にうまく適応していることを是としていれば
知らぬ間に変化は訪れ、いずれ足元をすくわれるリスクがある。

イクチオステガが「肺」という器官を陸上での呼吸に応用したように
現状での「強み」に満足せず今できる事を取っ掛かりにして
新たなフィールドに踏み出す心意気は大事にしていきたいと思う。


以上、壮大な進化の歴史に思いを馳せつつ己を鼓舞してみました。