omadog-blog

自分が体験したこと、自分の頭で考えたことを書きます

Facebookばっか見てないで現代史勉強しよう。

Facebookとかtwitterは今この瞬間に身近な人達の間で起こっていることや
ビジネスなど最新のニュースを素早く押さえることにはすごく役立つ、
とても楽しいサービスだ。だけど「今」という一点だけをひたすら
追いかけるだけでは未来は見えてこないよなというエントリーです。


映画「チャーリーウィルソンズウォー」の感想。
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD]


前にトレーラーを見てエロは世界を救う的な映画かと思ってた。
でも全然違った。至ってマジメな映画だった。
ソ連のアフガニスタン侵攻においてCIAと協力して秘密作戦をすすめ、
イスラム系の抵抗勢力の勝利に貢献した人物の一代記。


ソ連を退けるため、水面下での外交作戦を展開。
時宗教的に対立していたエジプト、イラン、イスラエルなど周辺国家との
協力体制を築きアフガン抵抗勢力のムジャヒディーンに兵器を提供することで
共産主義との戦いを秘密裏に援護、ついに89年にはソ連を完全撤退させる。
(ムジャヒディーンの中には若き日のウサマビンラディンも志願兵として参加していた)
しかしアフガンではソ連撤退のあとにイスラム勢力同士の紛争が激化、
ソ連やアメリカが提供した兵器を利用して内戦が10年以上にわたって続いた。
共産勢力を退けたことで満足したアメリカは戦後処理を怠ったが、
そのために過激な理念を掲げてイスラムの理想国家を目指そうとする
イスラムテロ勢力が台頭、後の2001年の同時多発テロを起こす勢力を
育てることを許してしまう。
アメリカはかつての冷戦下での対応が招いた事件への落とし前を、
テロとの戦いという形でつけることになる。


教科書の時系列を追っているだけでは、
ベルリンの壁が崩壊して冷戦が集結、まるで世界は一気に
自由主義に染まっていくかのように思えてしまう。


だがそれは違っていて、
幾つものの支流から水が流れこみ大河をつくるように
歴史は流れて「今」という時があるのだ。


人間万事塞翁が馬
後になって振り返った時に初めてその時に起こったことの意味が分かる。
劇中でCIAの捜査官が神経質に唱える様が印象的だった。
歴史を学ぶことは「我々は何処から来て何処へ行くのか」という問いへの
答えを見つけ出そうとする行為だと私が思う。
今という瞬間を見つける目に、「我々がどこから来たのか」という気づきが
なければ未来のことをきちんと考えることはできないことを
この映画を見て思った次第です。
とりあえず現代史をきちんと勉強してみたいと思った。
池上彰の本か山川の世界史Bでも読み返してみようか。



それにしても、映画の内容があまりに真面目すぎるので
途中のエロシーンが無ければ最後まで観ることは決してできなかった。
つまり上記のような事を学ぶこともできなかった。
やっぱりエロは地球は救うんだな。