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自分が体験したこと、自分の頭で考えたことを書きます

システムエンジニアやプログラマーは現代の傭兵みたいなもんです

 謎の多いシステムエンジニアプログラマーの働き方について

「IT業界の仕事って何するんですか?」と質問されることが多いですが

マジメに説明しても理解されないのでメタファーを使うしかないと思いました。

 

一口にIT業界と言っても色々な仕事、人物がいます。

キレキレの経営者やITコンサル、おしゃれなウェブデザイナーなど若くして

独立してバリバリ仕事をするイメージは華やかでカッコいいです。

しかしこの業界で働く人達の圧倒的大多数はシステムエンジニアプログラマ

という人達(以下、SEという総称を用います)であり、そんな大多数の彼らの

働き方こそがIT業界の実態を形作っていると言えるでしょう。

 

Web上での商取引、銀行のATM、公共料金の計算、カーナビ、薬の処方箋に

列車の運行管理、図書の貸出や工場での在庫管理や部品調達。社会のあらゆる面で

システムは使われ、それを作るのがSEという職業の人達です。

 

彼らは大企業など発注者からオファーがあるとプロジェクト単位でチームを組み、

空いている会議室などにマシンを持ち込んでシステムを作り、納品が済めばお金を

掴んで去っていきます。

まるで戦争が起こると領主のもとに出向き報酬をもらって代わりに戦う傭兵です。

彼らは報酬を受け取り自分の仕事(戦闘)が終わればサッサと次の戦いの地へと

向かいます。戦争の後にその国がどうなるかなんて知ったことではありません。

当然です。その先は彼らのビジネスの範疇ではないからです。

 

さて、現代社会のシステムは運用は始まってからが本番です。しかしそれを作る

傭兵であるSEにとっては開発から納品までが全てであり、運用の事は考慮しません。

SEを雇う企業はたいてい納品までの開発にかかる費用しか払いません。

これは「運用」という無形のサービスにお金を支払うという意識が薄いせいです。

傭兵部隊も赤字になるのは嫌ですから、開発が一段落すればゴソッとメンバーを

減らし、次の案件へと駆り出していきます。システム運用が始まると3人くらいが

1ヶ月ほど残留して発注企業の社内システム部の人間にレクチャーします。

往々にして使いにくいと文句を言われますが、「仕様です」の一言で済ませます。

皆様が仕事で使っているイケてない社内システムや他人のメールが受信できて

しまうメールアプリは、こういう事情の中で作られているのです。

 

このように、傭兵が戦地から戦地へと渡り歩くように、SEもまた案件から

案件へと仕事と給料を求めて渡り歩く姿はまさに現代の傭兵です。

 

今日もどこかで戦火の煙が立ち上っていることでしょう。