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自分が体験したこと、自分の頭で考えたことを書きます

おおかみこどもの雨と雪のモデルになった「はなのいえ」は懐かしさあふれる「帰りたくなる場所」

空前のヒットをとばしたアニメ「おおかみこどもの雨と雪」。

舞台となった古民家が細田守監督の故郷である富山市の山あいの村、上市にある。

そこで夜なべ談義があり、尾間さんも是非ということで参加してきた。 

 

富山プロボノカフェの成川さん達と大岩山日石寺で待ち合わせ。西暦725年に行基が

開いたと伝わる真言密教のお寺で不動明王の磨崖仏が重要文化財に指定されている。

「はなのいえ」はそこから2kmの狭い山道を歩いた所にある...マジすか(汗)。

夜のお寺は死ぬほど怖いけど、ライトアップされた三重塔がステキだった。

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山あいの古民家が新たな聖地巡礼スポットに変わった

 アニメのヒットのおかげで1日に20人もの人が「聖地巡礼」に訪れる。

ゴールデンウィークには100人を超えることもあったらしい。古民家の中には

アニメのシーンを再現した趣向も凝らしてあるが、長い時の試練を乗り越えて

守り抜かれてきた家そのものが日常の雑踏や窮屈さを忘れて穏やかな気持ちに

させてくれる不思議なパワーを持っている。

 

・雨と雪の勉強机が再現されていた。アニメの世界に入り込んだようだ。

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・町の人がこしらえた雪の衣装。遠くから来たファンをもてなす心づかい。

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・生活感あふれる台所と居間もアニメではしっかり描かれていた。

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訪れたファンが残していった似顔絵。 

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遊びにきた子供が「帰らん!」と言って柱にしがみついていたそうだ。

柱にしがみつくと言えば、我が高岡の瑞龍寺でも密かなブームになりつつある。

何百年も生きた木でできた建物には心をホッとさせる力がある。そんな場所が

富山には多くあるのだ。(参照記事:高岡山瑞龍寺でおもしろ写真をとってみた

 

みんなも富山に遊びに来られ。はなのいえで休んでかれま。

 

もともとはハイカー達の休憩所だった

夜なべ談義では古民家の所有者である山崎さんからたくさんのお話を伺うことが

できた。この山崎さんの細やかな気配りと厚い人望によって「はなのいえ」は

長い間、自然の攻撃にたえて守られてきた。この家は山崎さんの奥様の生家で

明治20年(1887年)に築造されたそう。奥様の両親が亡くなってから無人に

なったが壊すには忍びないと維持補修を続け、山歩きをするハイカー達の無料

休憩所として「みんなのいえ」という名前で親しまれていた。

 

アニメのヒットで「はなのいえ」という新たな人気スポットとなったが、

有名になった分、以前からの利用者には静かな場所を脅かされるという見方も

あるのも事実。町の人にとっても見知らぬ観光客が大勢きて静かな生活が失われる

ことを危惧する声もある。アニメのヒットによって町おこしの機運が高まる中、

かならず直面する問題なのだろう。

 

アニメを超えたところにある古民家の魅力

民家は何も手入れをしないと見事なまでに荒れ果てていく。

古くは200軒あった家屋も今でははなのいえを含めて2軒のみとなっている。

 オーナーの山崎さんやご家族、ハイカーなどの利用者が生活できるように

丁寧に守ってきたからこそ、他の観光名所では味わえない体験ができるのだろう。

 きちんと手入れすればあと100年は持つらしい。将来にしっかりと残そうという

先人の思いがこの家には宿っており、それを守ってきた人達の気持ちが溢れている。

だからこそ訪れた人がまた「帰りたくなる」場所となっている。

 

古民家の魅力については、地元の方の充実したレポートがあるのでオススメ。

 

・早朝の家屋の全貌。アニメで見るよりずっとステキな場所だ。

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こころが「ただいま」と言いたくなる場所。

 

ブログ書いてる途中で既に恋しい。また遊びにいきます。