中学高校で6年間勉強しても英語ができないのは単純に学習時間が足りないから。
大学入試にTOEFLを導入するとか、英語の授業を英語で行うなんて話も
挙がっており、すでに新しい学習指導要領にも反映されている。
試験的に導入されている学校も出てきているようだが。個人的には色々と
違和感だらけで、これから学習しようとする言語の文法なんかをいきなり
ネイティブのマネして勉強しても理解できないと思うのだが。
日本語でやってもほとんどの生徒は理解できないのに。
音や文章で英語に触れる機会を増やすべきという意見はとても共感
できるのだけど、授業の場ですべて盛り込もうとするのは無理がある。
指導方法に改善の余地がおおいに残るとしても、私が思うに学校で
英語を勉強しても使えるようにならない理由は1つしかない。
それは学習時間が足りないということ。
厳しいけども重要な事実があって、一つの外国語を習得するのに
必要な学習時間は3000〜4000時間と言われている。
かなり単純化して中学と高校の6年間の授業でどれくらい英語を
学習するかを計算してみよう。
- 1回の授業は50分とする
- 中学・高校で週に4回授業があるとする
- 1週間の授業時間は50分×4=200分
- 1年間は夏休みや冬休みを除くと約10ヶ月=40週間とする
- 1年間の総授業時間は、200分×40週=8000分
- 6年間の全体での授業時間は8000分×6年=48000分=800時間
1〜6の計算の通り、中学・高校における英語の学習時間は概算で800時間。
じぇじぇ。。。3000時間には遠く及ばないではないか。
もしマジメな生徒なら自主的に予習や復習をやるだろう。仮に授業と同じ
時間だけ自習をすると想定したとしても1600時間。やはりこれでも
3000時間には全然足りてない。
これで明らかなように英語ができないのは単純に学習時間が足りないからだ。
勉強してないのに急に英語が話せるようになんてなれるわけがない。
当たり前のことだ。
教育再生以前の根本的な問題が、日本の外国語教育には積み残されている。
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