フィリピンでの語学留学に向いていない人の5つの特徴[フィリピン留学体験記]
私が強くお勧めしている短期集中のフィリピン語学留学。全ての人にとって貴重な
経験ができるものであるかというと、それは違うと思っています。
途上国での生活にマンツーマンレッスンという、日本では味わえない特殊な環境
ですから 一部の人にとってはツラい部分のほうが多いこともあります。
下記に挙げるような特徴の人にとってはフィリピン留学は厳しいかもしれません。
英語が全くできない、英語力ゼロ
留学して環境が変わればマジメに勉強できるという考えは間違っています。
日本語の通じない相手とのマンツーマンレッスンですから自分の英語力を総動員して
レッスンに臨まなくてはコミュニケーションがます成立しません。日本にいる間に
オンライン英会話などを 利用して「英語で話すこと」に慣れておきましょう。
文法や読解もできない方は、まずは中学3年間の英文法の復習から初めましょう。
やる気がない
「今は英語できないけどフィリピンに行けばきっと頑張って勉強するだろう」
そう思っている方はツラい思いをするでしょう。英語学習が習慣として定着して
いない人が 急に1日8時間のマンツーマンレッスンという環境に放り込まれら、
すぐに適応できるでしょうか?
きっと英語を聞くことにすら抵抗を覚える状態ですから、せっかく英語漬けになれる
環境を 最大限に活用できないことになります。 限られた留学期間を最大限に活用
しようとするならば、1日のレッスンが終わった後も自分で 予習・復習に取り組む
主体性が求められます。学習習慣を日本にいる間に身につけましょう。
レッスンは先生まかせ
「留学してみれば先生が上手い事おしえてくれて英語できるようになるっしょ!」
はい、残念でした。レッスンの主役は生徒です。先生は生徒のために存在しますが、
生徒が何を学びたいのか はっきりしていなければ教えづらいでしょう。
「こういう風に授業を進めたい」「こういう点を重点的にやりたい」と主体性と
意欲を アピールすることで先生のモチベーションにも良い影響を与えるはずです。
価値観や習慣の違いを受け入れることができない
常夏の国フィリピンでは日本と異なる習慣やカルチャーがあります。
たとえば仕事中によく 皆で集まって楽しそうに歌っています。日本と比べると
時間に緩い人が多いです。 待ち合わせ場所の指定とか曖昧で不安になる時もあります。
仕事も賑やかに楽しく過ごすのが 好きな人たちが多くて好感が持てますが、
悪く言えば「うるさい」し、ゆるいです。 またキリスト教への信仰心が篤く、
神様のことを真剣に信じている人もたくさんいます。 宗教観は日本とはずいぶん
違いますが、こうした違いも受け止める気持ちが 生活するうえでは必要です。
発展途上国での生活レベルが我慢ならない
日本の生活しやすさは世界トップクラスでしょう。
水道水が飲めるのも日本くらいです。 フィリピンは途上国ですからシャワーの
お湯が出ない時もあるし、水道も時々とまります。 食事をしているとよくハエが
飛んできます。私は二日目くらいでハエが止まっても気にしなくなりました。
服をクリーニングに出すと少し色落ちして 戻ってきたりするし、はっきり言って
日本より全体的に小汚いです。 日本は世界屈指の経済大国であるからこそ維持
できている生活レベルを当たり前だと思い、 途上国でもそれと同じ水準を求める
のは無理な話です。
むしろ海外から見れば日本の生活 レベルやインフラの品質が神がかっていると
考えるのが正しい見方です。 不便な事にも楽しんで適応するくらいの気持ちが
あればストレスを感じないで済みます。
語学留学は即効性のある万能薬ではありません。
留学中の時間の活用の仕方によって得られる経験の質は全くちがったものになる
事実を しっかり認識しておくべきでしょう。