hikozaru19

自分が体験したこと、自分の頭で考えたことを書きます

フィリピン留学体験記 Vol.1 〜お前は何をしていたんだ編〜

8月から9月中旬までの5週間、フィリピンはセブ島に留学して英語をみっちり学んできました。
私が利用した学校はラングリッチ・カレッジです。オンライン英会話サービスも提供してます。
卒業スピーチのエントリーにあるように、語学だけではなく、素晴らしい友人を得られた貴重な体験でした。
その内容をフィリピン留学体験記として記録しておきます。

フィリピン留学の概要を知りたい方は以下のサイトや書籍を参照ください。
1)フィリピン留学ドットコム  色々な学校の情報が見れます。雰囲気をつかむのに役立ちます。
2)フィリピン・セブ基本情報  フィリピンの歴史や気候、生活事情などの概要を紹介
3)現代フィリピンを知るための61章【第2版】 (エリア・スタディーズ) フィリピンの知識を深めたい時におススメ


なぜフィリピン留学したのか

英語はもともと得意でTOEICスコアは840点、仕事でも少し使っていましたが伸び悩みを感じていました。
これまで自主的に行っていた学習の総仕上げとしてみっちり英語漬けの日々を送ってみたかったのです。
また通訳やガイド旅行ガイドみたいに日本の事を英語で紹介するということを始めたいと思っていたので、
そうしたシーンを想定してフィリピン人と一緒に勉強していくのはとても面白いだろうと思いました。
あとは何と言っても"Would of English"の膨大な知識や情報を自分が追体験できるようになることで
広大な海に飛び出せる力を得たいという強い想いがありました。言葉とは他者の経験や
知恵を自分が追体験するために必要な手段でありますから。


私の留学生活の概要

留学期間は2012年8月〜9月の約5週間でした。場所はセブ島マンダウエ市にあるラングリッチ・カレッジの寮。
教室と宿舎が同じ敷地内にあります。プールで泳ぐことも可能。
...敷地をうろつく猫がかわいかったです。

授業は1日6コマの計8時間、1コマずつ一人の先生がつき、計6人の先生が担当します。朝は8時スタート、
1時間のランチ休憩を挟んで午後は17時終了です。土日祝は休校。なお1日4コマの6時間コースもあります。
食事は1日3食提供されます。たまに日本人の口に合わない料理もありますが、御飯を
作ってもらえるのは本当にありがたい。注意すべきは水。水道水を口にすると確実に
腹を壊して3日は寝込むことになるそうです。飲み物はペットボトルやウォーター
サーバーのもの以外は飲まないようにしていましたが、それでも時々体調を崩して
腹痛に悩まされる日がありました。日本の水道のクオリティは奇跡ですね!


英語で何を勉強していたのか

ここからは私が滞在中にどのように学習していたのか詳細に説明します。
1)教材について
日本で事前に準備しておいた英語書籍やTEDの動画やスクリプトを持っていきました。
TEDは気に入った題材のものを6つほどピックアップしておきました。
英語書籍に関しては日本のことを紹介するようにしたかったので、それに関連した
次のような本を用意しました。


2)レッスンの進め方
重視したのはインプットとアウトプットのサイクルを可能な限り多く回すことです。
具体的には自分がまずスクリプトを音読し、英語でサマリーを説明、その中で重要な
用語の定義などを確認します。自分で英英辞典を作っていくようなイメージです。
最後にフィリピン人の先生と意見交換を行います。私の場合、発音の矯正もその中で
済ませるようにしていました。インプットした内容をすぐにアウトプットする、
しかも脳内では日本語を仲介させず英語で思考しないと会話についていけません。
まさに"brain draining"な体験です。漫然とインプットをしているだけでは実に
理解が浅いものです。自分の言葉で説明できて始めて理解したことになる、この水準を
目指して着実にレッスンを進めていけるのがマンツーマン形式のメリットです。
カリキュラムの内容を生徒がコントロールできるので、勉強したいことをトコトンやれるのが
マンツーマン形式の醍醐味であることはここで強調しておきたい点です。



3)予習復習がレッスンの質を左右する
一日が終わるとビールで一杯やりたくなりますが、予習復習のために夜も黙々と自習します。
1日に3~4時間は自習に充てます。もちろん外に食事に出かけたり、体調が優れない日もあるので
毎日というわけにはいきませんでしたが、事前にスクリプトを読み、知らない単語を調べて
さらに200wordsの英作文に取り組むとこれくらいの時間は要するものです。土日もどちらかは
約8時間を勉強に充てるようにしていました。海に出かける時もありましたが必ずこのボリュームは
確保することは自分の中のルールとして定めて守っていました。(写真は5週間の学習の痕跡)


どうしてこういう事をするかというと、マンツーマンはインプットに向かない環境だからです。
だからボギャブラリーや表現力を高めるには自分で地道にインプットしていく事前準備が必要なのです。
レッスンはそれをベースにアウトプットするための環境です。対話を通じてインプットしたことを
定着させ、かつ新しい気づきや知恵を育むのが本質なのです。おそらくこれは日本国内で我々が体験してきた
従来の教育とは全く異なる性質のものだと思いますが、フィリピン人のエリート層とマンツーマンで
ぶつかり合うという体験は本当にエキサイティングですよ。以上です。

[2013/12/13 追記]
2013年12月現在では、フィリピンにおける日本人向けのESLスクールもかなり
増加してきたようですが、騒音で集中しづらかったり、勉強にあまり熱心でない生徒も
いたりと、環境的にはよろしくない場所もいくつかあるようです。海の向こうの外国での
滞在であり、なかなかリアルな情報はネットでは手に入りにくいとおもいます。
そんな中、私個人がおススメするとしたら断然サウスピークです。ここはガチです。
私はそこでの留学は未経験ですが、生徒さん達が1日平均11時間勉強してTOEICスコアを
300点以上伸ばした等、かなり真剣、かつ成果を出している留学体験記が発信されている
からです。



■フィリピン語学留学体験記についてはコチラをどうぞ。
フィリピン留学体験記 Vol.1 〜お前は何をしていたんだ編〜
フィリピン留学体験記 Vol.2 〜常夏のセブ島ライフ回想録〜
フィリピン留学体験記 Vol.3 〜レッスンで役立つ電子辞書〜


フィリピン留学より帰国。卒業パーティで感動を呼んだスピーチ原稿共有


5週間の英語留学から帰国しました。
本当に素晴らしい体験、そしてかけがえのない友人を得られました。
詳しい報告は追って記事にしたいと思います。
とりあえず卒業パーティで感動を呼んだ私のスピーチが好評だったので
公開しておこうと思います。1ヶ月の留学でこれぐらいの文章は書けるよう
になるという、学習効果の目安としても参考になれば幸いです。
なお、私の留学体験記の詳細はコチラからどうぞ。


[My Graduation Speech]
I wish I would not have to stand on this place.
But I have to accept this reality.

It is always heavy to say good-bye to good friends.
But sadness is an evidence that I could spend really
precious time with you all. Anyway it is really sad
for me to leave here.


During my stay, I made my English skill better than before.
Although I was somewhat confident of my pronunciation,
it was very tough to check some words and repeatedly practice
but I felt happy when I realized the improvement on how to pronounce.


I brought some books about Japanese culture, history or morality.
It seemed I was a Japanese teacher when I explained about these
things and I noticed how difficult to describe numerous things of
Japan correctly, even if they were very basic and common.
It was also a good training for speaking English.



By the way, for me, an authentic education is a dialogue.
Here in Langrich, we are not only teacher and student
but the partners to study together.
Langrich gave me a good opportunity to learn with
foreign people who have different kinds of background.

I could exchange a lot of opinions about the difference
between our cultures, religion, or societies.
I was a student studying English, but sometimes a teacher
who shared my knowledge and experience in my life.
I wonder if I was a good teacher, I hope these things are
helpful for you.



Finally, I will talk about the most impressive thing here.
Langrich is like an intersection of our lives.
Each of us has walked the path of life. The roads cross
each other and make a stage where we get together
accidentally, dramatically, and thankfully.


But we are still on the way to our own goals.
Before long, we will go in different directions to our goals.
So it is true serendipity that we could meet here.
Life is sometimes so severe that many hardships will
attack you. There must be big failure or mistakes.
You will lose self-confidence and self-doubt will be
produced in your heart. You might even feel as if you
were worthless and covered with despair forever.



But it is just a matter of moment.
Sometimes we need to take such bitter medicines.
Don't be trapped by these negative feelings.


Some people will say badly to you and you will be depressed.
But don't stop listening to the voice of our heart.
Let's believe the value of what we love.
All we have to do is doing what we think is right.


Of course it is very easy to say but very difficult to do.
But this is the most important thing to achieve our goals.
It is also hard for me, but I promise I'll do my best.
So let's do the right things. Anything else is secondary.

セブ島での私の30日間チャレンジ


8月19日、無事にセブ島マクタン市にあるラングリッチ・カレッジに到着した。フィリピン暑いよ。


20日は自分のカリキュラムを作成するためのアセスメントを受ける。
実力テストも受けましたが、60問中39問正解でした。
ちなみにこの試験はネイティブでも全問正解できない難問らしい。安心した。


カリキュラムはTEDのスピーチや自分で持ち込んだ英語書籍を
使って授業を進めることにした。
予習が大変だが、私の大きな目的の1つは「英語で学ぶ」ことなので、大変でも頑張ろうと思う。
あと、TEDの30日間チャレンジのスピーチに感化されている私は毎日200Wordsの英作文にも取り組むことにした。
5週間の滞在なのでレッスンのある平日に行えば30日間ぐらいになる。
ちなみに元ネタになったMutt Cuttsの30日間チャレンジのスピーチはコチラ