hikozaru19

自分が体験したこと、自分の頭で考えたことを書きます

英語の発音は非ネイティブ同士で通じ合う標準的なレベルを目指せばよい

 

はてぶから流れて@ymotongpooさんの翻訳記事を読んで、高校生の頃に

リスニング教材をほとんど使わずに勉強して後々になって苦労した体験を

思い出した。以下の引用した箇所には私も強く共感・同意できる。

私の意見では、私が英語学習に時間がかかった理由のひとつは、英語を全く聴き取りをせずに読み取りの練習を始めてしまったことです。 頭の中では、大量の英単語が綴りと実際にはありもしないおかしな発音とが結びついてしまっています。 私からのアドバイスとしては、もしいま英語を勉強しているのであれば、すぐに聴き取りも始めて下さい。

 

私が英語初心者だった頃の失敗経験

高校生の頃の私は他の人と同じように英文和訳と文法の勉強、単語の暗記だけを

ずっとやっていた。自分なりに工夫した点としては何度も音読(最低10回)して

英文をリズムを意識して覚えることと、単語や熟語をチラシの裏に書いて覚える

ということ。声に出して、手を動かして、何度も繰り返す。

 

語学の王道だが、これを誰にも指示されずに実践できていた。いま振り返ると

奇跡に近いが最大のミスはリスニングを重視しなかったこと

 

「たぶん、ネイティブならこんな感じで発音するんじゃね?」と、辞書にある

発音記号だけを頼りにノリで音読していた。もし今そんなことをしている人が

いたら私は全力で止めるだろう。そうでないと、英単語の綴りと結びつく音が

他のEnglish Speakerには通じない、間違ったものになってしまうからだ。

 

 中学レベルの英文法から、発音とセットで学習する

だから、これから英語の学習を行う人には、発音の習得と英語を英語のまま

理解する思考回路を早いうちから定着させることを意識してほしいと思う。

文法でも単語集でも、教材を買う時は必ず音声CDかMP3をダウンロードできる

ものをかならず選んだほうがよい。

 

中学レベルの文法から初めて現在・過去・未来の時制による表現の変化をまず

覚える。理屈は後でいいので音声を聞きこみ、音と文字をセットで丸暗記する

くらいやる。会話で使う文法は現在・過去・未来が分かれば、まずはだいたい

OKだと思う。英語でフリートークみたいなカジュアルな場でまず実践して

みるなら、この3つと現在完了形を理解していれば文法的には問題ない。

 

瞬間英作文とフォニックスで聴く力、話す力を鍛える

 上記の文法を理解したら次は瞬間英作文を活用して、確実に発言できる

レベルに持っていくことを目指してほしい。瞬間英作文では日本語のあとに

続いてその英訳を声に出して言うことを繰り返すことで、自分の脳内にある

言いたいことを即座に英語に変換して発信するための回路を太くすることが

できる。高校生の頃にこれを知る機会がなかったのが悔しくてしかたない。

 

並行して、標準的な発音を習得するためにもフォニックスを活用するといい。

これは後々のリスニング力を高めるためのベースにもなる。

フォニックスは幼児の英語教育に使われる、文字と音の結びつきを覚える

ための学習法でネイティブの子供が英語を覚えるために利用されている。

自己流ではない、他人に聞き取ってもらえる標準的な発音の習得は、

非ネイティブの人達と英語でスムーズに意思疎通するために役立つと思う。

 

ネイティブレベルの発音をゴールにする必要はない

こと英語になると日本人は完璧な文法・発音を求めて失敗を恐れてしまう。

しかし世界中で20億人以上が英語を使うといわれる状況ではネイティブは

もはや少数派であり、非ネイティブでスムーズに意思疎通できるための

発音を習得できればよいと私は思う。私はこれまでネイティブスピーカーと

話した経験はほとんどなく、中国人、韓国人、ベトナム人、フィリピン人など

非ネイティブの人と話した経験が大半だった。

 

私が言う「標準的なレベル」とは、非ネイティブに理解してもらえる発音が

できるという意味だ。発音のせいで、自分が相手に伝えようとしても理解され

ないという事が起きず、対話として成立すれば十分だと考えればいい。

 

ネイティブ=完璧な発音という事は忘れて「標準的」なレベルを目指せばよい。

 

あとはとにかく、声に出して、手を動かして、何度も繰り返すだけだ。

 

 

フィリピン留学体験記 Vol.3 〜レッスンで役立つ電子辞書〜


フィリピン留学体験記 Vol.1では私がどんな風に学習を進めていたのか書きました。
それに補足でレッスンの時に役立つ電子辞書について紹介しておきます。
最近はスマートフォンの辞書アプリもいくつか出ていますが、個人的にはSHARP製の
電子辞書 Brain(ブレーン)がとても気に入っています。

気に入っているポイントは以下の3つです。
1)片手に持って起動、検索が手軽にできること。
2)重量231gという軽さ、ポケットに入れて持ち歩けるコンパクトさ。
3)英和、和英、広辞苑の3つだけが搭載で使いたい辞書にすぐアクセスできる。


スマホの辞書は単語を入力して検索するまでに1)スマホの画面ロックを解除、2)アプリのアイコンをタップ、
3)辞書が起動と、実際に単語の意味を調べるまでに3ステップあって面倒くさいです。
折りたたみ式の辞書も持ち歩きに最近はかなり便利になりましたが、たいていの重量は300g以上でサイズも
ポケットよりは鞄の中に入れておきたくなるサイズ感で、取り出すのが億劫です。
あと搭載している辞書がやたらと多くて使いたい機能にたどり着くのも面倒です。


頻繁に使う辞書だからこそ、こうした手間が省けるBrain(ブレーン)は本当に便利です。
■実際に手に取ってみると片手に収まる大きさです。Blackberryではありません。


マンツーマンレッスンの時に傍らに置き片手でサクッと調べられるので時間のロスも少ないです。
オンラインレッスンの時にも役立っています。もう少しボタンが大きければさらに使いやすいのですが、
手の大きい男性には扱いづらいかもしれません。それでもオススメです!

■フィリピン語学留学体験記についてはコチラをどうぞ。
フィリピン留学体験記 Vol.1 〜お前は何をしていたんだ編〜
フィリピン留学体験記 Vol.2 〜常夏のセブ島ライフ回想録〜
フィリピン留学体験記 Vol.3 〜レッスンで役立つ電子辞書〜



■Amazonだとお買い得です。


■新機種は英英辞書も搭載。英単語を英語のまま理解したい方にはこちらのほうがより役立つでしょう。

フィリピン留学体験記 Vol.2 〜常夏のセブ島ライフ回想録〜


前回のエントリーでは私がラングリッチ・カレッジに滞在中、どのように学習に取り組んでいたのかを書きました。
今回はセブ島滞在中の暮らしぶりや印象に残ったこと等を書いていきます。フィリピン留学のイメージを
深めていただければ幸いです。ちなみに40歳を超えて留学されたたつやさんのブログでも留学生活の全体像が
分かりやすく紹介されています。こちらも一読されることをお勧めします。

1)フィリピン留学日記(前編)
2)フィリピン留学日記(後編)

日用品の買い出しはショッピングセンターで


セブには大きなショッピングセンターが幾つかあります。ラングリッチの近くにもJ-Centre Mall(徒歩10分)があります。
飲料水、ビール、マンゴーやパパイヤなどのフルーツ、お菓子、筆記用具やトイレットペーパー、シャンプー/リンスなど
生活用品がここで揃います。マンゴーも1個30円ぐらいです。よく自分で十字にカットして食べていました。
でも食べ過ぎるとアレルギーを起こすので注意が必要です。


映画館もあってハリウッド映画が放映されています。もちろん字幕なし。TOTAL RECALLを見たけど
特殊な用語が出てくるしネイティブの英語はモゴモゴしているしリスニングはかなり難しかったです。
J-Centre Mallより大きなショッピングモールがセブにはあと2つあります。印象的だったのは韓国メーカーの
人気の高さですね。SAMSUNGやLGの製品が目立ちやすくて広い場所に所狭しと並んでいました。
学校の先生達のケータイもほとんどがSAMSUNG製でした。自動車では日本勢が強いです。
特にトヨタ車が人気が高くて道路でもたくさん見かけました。(参考記事)


活気と混沌に満ちた街と人々


個人的な印象ですが先に挙げたショッピングモールは日本より活気に満ち、また混沌としてました。
買い物だけでなくボーリング場やカラオケ、ゲームセンターやフードコートも備わっており現地の人にとっては
レジャーランドの役割も果たしているのでしょう。"BumpCars"という車をぶつけて遊ぶゲームが人気です。


週末にはコスプレや格闘ゲーム大会などのイベント。日本よりも若い人が多いし、人々でごったがえしてます。
ニューハーフっぽい人に何度か声をかけられました。向こうから声をかけてくる人なんてろくなもんじゃないので
とにかく無視しました。エストロゲン注射で女性っぽくなった男子がたまにいます。浮かれていると、
トラップにはまってしまうかもしれません。フィリピンにはLGBTの人達に比較的寛容な文化があります。


富と貧困が混在する途上国の現実


ところでセブ島といえばリゾート地のイメージが強いですが、それはほんの一部のことで、ほとんどの人の
暮らしぶりは貧しいです。小学校の進学率は60%、子供も労働にかり出される現実がここにはあります。
ラングリッチの先生達は大学も出ているのでフィリピン社会でも上位10~20%ぐらいのランクに属する人達でしょう。
University of Philippines(日本でいう東大)出身の先生も何名かいましたよ。

小汚い建物が並び、犬が放し飼いでエラそうに道に寝転がっています。マジで怖い。

外は排気ガスや何だか分からない匂いが鼻をつきます。観光地に行けば物乞いにたかられます。
海賊版のDVDを売る露店があります。放映中の映画のDVDが既に売られてました...
綺麗なリゾートやショッピングモールの隣に汚い区画が隣接してまるでパッチワークのようです。


インフラも日本のクオリティがいかに神がかっているか実感させられます。シャワーはたまにお湯が出ないし、
水道水を飲めば腹をこわす、トイレに紙を流すと詰まるから使用済みのトイレットペーパーは専用のゴミ箱に
捨てなくてはいけません。道路はガタガタで埃っぽいし公共スペースを綺麗に保つという意識は皆無ですね。
あと耐震設計という概念もありません(笑)。
ハエや蟻が食べ物にたくさん寄ってきます。ハエは途中から気にならなくなりました。


「るるぶ」には無い一面。でも現実なんてそんなもんですよ。現実なんて...
まぁでも、こういうカオスっぷりが実に途上国らしくて嫌いじゃないです。


美しい海と自然


抜けるように青い空、透明な海。白い砂浜。熱帯のカラフルな魚たちと戯れヤシの木でできたロッジでくつろぐ。
ええ、経済力の差にものを言わせムカつく現実から解放されるビーチリゾートがセブにはあります。
私も週末を利用して遊びにいってみました。その名はマリバゴ・ブルー・ウォーター。
マクタン島のビーチリゾート地帯の一画にあるホテルです。宿泊のビーチ利用料はランチ付きで950ペソ
(約2000円)でした。PCのデスクトップ画像みたいな風景がそこにはあった。
シュノーケルを装備して泳いだ透明な海とカラフルな魚達、最高でした。


もっとも感動的だったのはジンベイザメと一緒に泳げたこと。
沖縄の美ら海水族館で出会ったあの巨大で神々しい生き物と並んで泳げるなんて想像もしませんでした。
神秘的で威厳に満ちた姿は人の小ささを教えてくれます。
水中カメラを持っていなかったことが悔やまれてなりません。
Whale Shark Adventure



以上つらつらとセブ滞在を回想してきました。
悪い所も良い所もひっくるめてセブのことは大好きです。また絶対行きます。
最後にフィリピンでも大人気のPSYの"GANGNAM STYLE"をどうぞ。



■フィリピン語学留学を活用した勉強法についてはコチラをどうぞ。
フィリピン留学体験記 Vol.1 〜お前は何をしていたんだ編〜
フィリピン留学体験記 Vol.2 〜常夏のセブ島ライフ回想録〜
フィリピン留学体験記 Vol.3 〜レッスンで役立つ電子辞書〜



■フィリピンのことがもっと知りたくなった方はコチラの書籍をどうぞ。


■フィリピン留学に興味が湧いた方はコチラの書籍もどうぞ。

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